薬膳と九州 四季のごはん うぶすな

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お知らせ

2024/02/04 17:01

暦の上では春になりました。あたらしい年のはじまりです。
 この日ならではの、すがすがしい、しんとした空気がとても好きです。

立春は、梅の花が咲き始め、「ホーホケキョ」と鳴くウグイスの美しい声が春を告げます。
ウグイスは、冬の間「チャッ」と鳴きますが、早春に「ホーホケキョ」と鳴き始めることから【春告鳥(はるつげどり)】とも呼ばれています。
また、春になって初めて聞くうぐいすのさえずりを「初音(はつね)」といいます。
鳥の声にも耳を傾ける時間を、春のうぶすなごはんとともに楽しんでいただけると嬉しいです。

春は進級や進学、就職など変化が多い時期。 疲れを知らず知らずにためてしまう時期なので、食でサポートしましょう。

◆春は「肝」の養生を

「肝」は、血(全身に栄養や潤いを届ける体液)の貯蔵庫であるとともに、気(生命活動を維持する基本となるエネルギー)を全身にめぐらす働き、すなわち、自律神経の機能です。 春は、自然界の陽気の高まりで代謝が上がり、体中に溜め込んだ不要な老廃物を一気に解毒しようとして「肝」がフル稼働し、疲弊しやすい状況に。 「肝」が疲れると、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすくなったり、めぐりが滞ることで肩こりや筋がつりやすくなったりします。

春は、気分のすっきりとする柑橘系や香味野菜など香りを楽しむ(理気作用のある)食材を日々のお食事に取り入れると良いですよ♪


皆様にとって、この1年が佳き年となりますように。